子ども会の唄についてのおはなし

1980年に作成され、37年間、二宮町の野外研修やレクレーション大会等で、子どもたちに歌い継がれてきた「二宮町子ども会のうた」という、子ども会の制定歌(オフィシャルソング)があるのをご存知ですか?

子ども会の公式ソング

この曲は、レクリエーション大会などでの、子ども会会旗の掲揚など、公式行事のセレモニーのBGMとして使用されてきたのですが、オリジナルのアナログ音源が古いためなのか、音割れや雑音があり非常に聞きづらいものでした。レクリエーション大会担当役員のTさんが、今年の開会式の準備のため備品のひとつとして保管されていたCDを再生してチェックをしたところ、そのことに気づきなんとかならないかな、、、と思っていたところ、同じ時期に子ども会祭り担当役員Mさんから、子どもたちにラディアンのステージでなにかパフォーマンスをやってもらいたい、なにかアイデアがないかなと、子育連役員のグループLINE上でディスカッションが始まりました。そしてこの子ども会の唄を子ども会祭りのイベントとしてラディアンホールで歌ってもらい、同時に録音して残す、というアイデアがまとまりました。2017年9月上旬のことです。

著作者が見つからない

ディスカッションに参加していた役員Kさんから、それなら、二宮町在住の音楽家、藤原さんご夫妻と知り合いなので、なにかアドバイスいただけないか相談してみる、ということになり、実際に藤原さんにCDの音源を聴いていただいたところ、編曲と演奏や歌唱指導など全般にご協力いただける運びとになりました。しかしそれには条件があり、編曲や演奏をするために、作曲家の方の許諾をとってほしい、というものでした。

そこでまず、作曲家の方にお会いしようとしたのですが、困ったことに、前年の役員もCDをそのまた前年の役員からひきついで、行事のときだけ使用しただけで、内容については一切不明、そして子ども会の掌管部署である、二宮町の生涯学習課に問合せても、この曲の作者に関する情報がなく、編曲するにも楽譜の在り処もわからず、手がかりが見あたらない。そんな状況で、いきなり壁にぶち当たってしまったのです。どうしよう。でも簡単にあきらめたくはありません。

ソーシャルメディアで情報発信

そこで、子育連のfacebookを使って、この曲の作者を知っている人がいないか、二宮、大磯、小田原近辺で活動するコミュニティグループなどへの投稿や、地元の知り合いへシェアするなどして、呼びかけてみたところ、約1週間で1,400人の方に拡散されました。やがてfacebookを見たある方から、子育連会長へ連絡が入りました。この曲の楽譜が、二宮町の図書館に収蔵されているという情報でした。その楽譜に、作曲家と作詞家も記載されており、作詞家の方は二宮町の小学校の先生だったことがわかりました。すぐに子育連会長がその方に会いに行ったのですが、その作詞家の先生はすでに他界されていました。作曲家の方に関しては、見つかりませんでした。

 

タウンニュースから取材が!

そんな折り、神奈川県全域・東京多摩地域に発行する無料の地域情報紙「タウンニュース」紙より、子ども会の古い歌の作者探しに奔走する子育連の活動について取材の依頼が舞い込みました。そして、子育連会長と関わった役員などの関係者が取材をうけ、今回の事実関係や、この企画に対する思いをお話しました。そして、2017年10月13日号にその記事が掲載されたのです。作曲家の方はそれでも名乗り出てくださることはありませんでしたが、ここまで探す努力をしても見つからなかったことを、音楽家の藤原さんも考慮してくださり、プロジェクトを進めていくことになりました。

プロジェクト本格始動

やがて11月に入り、編曲作業が始まりました。同時に、子ども会祭り担当役員Kさんの子どもたちは、デモ用の音源の録音をするために歌の自主練習を開始。そして、音楽家の藤原さんのピアノ伴奏に合わせ、Kさんの子どもたちと藤原さんの子どもの歌を収録したデモ用音源を作成しました。デモ用音源を、参加申し込みをしてくれた子どもたちに配って、練習してもらい、本番に臨んでいただきました。

そのデモ用音源がこちらです。

そして、収録の日

そして迎えた、「二宮町制定歌 子ども会の唄」の収録の日。ラディアンマルチルームに26名の子どもたちが集まってくれました。
練習に先立ち、今回この曲を録音するに至った経緯を説明する、子育連本部、子ども会祭り担当役員のKさん。子どもたちは真剣にKさんの話に聞き入っていました。

マスター音源の収録に成功!

そして、何度か練習を行い、収録本番。ピアノ伴奏は、藤原真紀さんです。

そして、その音源がこちらです。この音源は、レクリエーション大会の子ども会会旗の掲揚など、セレモニーのときに使用します。

子ども会祭りで合唱&合奏本番も大成功

そして、2017年2月19日(日)、26人の子どもたちが、ラディアン大ホールの舞台に立ち、子ども会の唄の合唱と合奏を披露しました。

 

次世代に残す子ども会

2017年、二宮町子育連本部の役員のグループLINEではじまった何気ない相談から発展していった、「二宮町子ども会のうた プロジェクト」。その根底には、もっと多くの方に、子ども会や町民活動に対する理解を深めてもらいたいという思いがあります。

二宮町の子ども会は、40年以上に渡る活動の歴史があります。地域の大人に見守られて参加した、クリスマス会やキャンプの楽しい思い出は、きっと子どもの頃の二宮で過ごした思い出の一つとして残り、大人になっても忘れないでいてくれていると思います。しかし一方、建物や芸術など、「形」に残るものはわかりやすく次世代に引き継がれますが、「活動」については、当事者以外は、後からこれを知ることができません。それはとってももったいないこと。

このプロジェクトは、子ども会の歌をホールで歌うというイベントを、「二宮町の子ども会活動」の一つとしてきちんとした形で記録し、新たな歴史の始まりとして、次世代にオフィシャルな「音楽」として残す。そして子どもたちに、町が誇る立派な施設であるラディアンの大ホールに立つという経験をしてもらい、ひとりひとりの心の中に子ども会の思い出を残してもらえたら。そんな2つの目的と思いの達成を目指したものです。

将来、町で育った子どもが親になったときも、子ども会が活動していて、この歌が親しまれ、歌われている。そんな未来につながるプロジェクトにするために、一人でも多くのみなさんに参加していただけたらと思います。

 「子ども会の唄」楽譜、歌詞

「二宮町子ども会のうた プロジェクト」お問い合わせ

 

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